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福島県立美術館は図録の値引き販売、在庫整理と愛好家へのサービスに
福島県立美術館(福島市)は、在庫整理と愛好家へのサービスを目的に図録の値引き販売を実施した。現在在庫がある企画展の図録79種類のうち、2003年以前に製作され、2009年度に1冊も売れなかった25種類が対象。値引き幅は30〜70%で、古いものほど安い。同年度に美術館の収入に関する「事務処理要領」を改定したことにより、値引きが可能になった。(福島民友2009年12月7日)
福島県の6文化施設は連携事業を計画
福島県と同県教育委員会が福島県立美術館(福島市)、福島県立博物館(会津若松市)、ふくしま海洋科学館(アクアマリンふくしま)(いわき市)など県の6文化施設による連携事業を創設したことを受け、2009年度内に6施設の館長で構成される検討会議が設置される。共通テーマによる各館一斉の企画展開催、出張展示の活性化、広報活動の連携などが想定されている。(福島民友2009年11月30日)
仙台市八木山動物公園の年間パスが販売好調、入場者増にも貢献
仙台市八木山動物公園(宮城県)が2009年4月から発売を始めた年間パスポートは、10月までに4,200枚が販売された。2006年に来園者を対象に実施したアンケートの回答結果を参考に、1枚1,000円という低価格に設定したことが販売好調の要因と見られる。入場者も増加し、4年ぶりに年間50万人の大台に乗る可能性も出ている。(河北新報2009年11月10日)
三沢市寺山修司記念館は、新たな活用法を探って職員が勉強会
三沢市寺山修司記念館(青森県)は、同館の新たな活用法を探る勉強会を開催し、職員7人が参加した。講演した美術大学教授は、ワークショップ活動例等を紹介し、資料展示だけでない記念館の新たなあり方を解説した。(デーリー東北2009年11月28日)
盛岡市はインターネット美術館を開設、市出身芸術家の作品等紹介
盛岡市(岩手県)は市公式HPに「盛岡市インターネット美術館」を開設し、旧盛岡橋本美術館からの寄贈作品や市出身芸術家の作品等を紹介している。今後は、ネット上の所蔵作品展や市民参加による公募展の開催、常時200点の展示を目指す。(毎日新聞2009年10月30日)
十和田市現代美術館の企画展、中心商店街に作品展示
十和田市現代美術館(青森県)の企画展「柴川敏之―MAWASHIプロジェクト」展は、相撲をモチーフにした作品を中心商店街約60店舗に展示している。美術作家・柴川氏は各店主と相談しながら、店にある商品等にまわしをつけ力士に見立てた。見学者は、力士の入門から引退までを想定したストーリーを追いながら作品を発見する。同展は好評で、会期が1カ月延長された。(東奥日報2009年10月29日)
仙台市の11文化施設は共同事業体を発足、共同体験企画等を実施
仙台市の11文化施設は「仙台宮城ミュージアムアライアンス(SMMA)」を発足した。館種や分野を横断したイベントを企画したり、共通のホームページやパンフレットで情報発信を行う。イベントの第一弾として、生きたゾウと全身骨格標本の写真を見比べ、ゾウの生態と進化を探る体験企画を科学館と動物園が実施する。(河北新報2009年10月7日)
青森県営浅虫水族館は「昼に見る夜の水族館」展を開催
青森県営浅虫水族館(青森市)が開催している「昼に見る夜の水族館」展は、展示室を真っ暗にして夜を演出している。約20種60点の海の生物が、砂の中で眠ったり発光したりするなど、夜しか見ることのできない生態を観察することができる。(朝日新聞青森版2009年10月1日)
福島県立美術館友の会はバザーを開催、収益金の半分を寄付
福島県立美術館(福島市)友の会は、チャリティバザーを開催した。会員や同館関係者が芸術関係の書籍、掛け軸、絵画、茶器、CDなど約500点を出品したが、格安の掛け軸などを目当てに開場前に長蛇の列ができ、開場から30分で大半の美術品が買い取られた。同会は収益金の半分を文化活動のために寄付する方針。(福島民友2009年9月28日)
青森駅からタクシーで文化施設を周遊、タクシー協会とJRが販売
青森市タクシー協会とJR東日本は、青森駅から市内の文化施設を周遊する観光タクシーサービス「駅から観タクン青森」の販売を始める。2010年12月の東北新幹線全線開業に向けたもので、5コースを用意。三内丸山遺跡、青森県立美術館、棟方志功記念館など9施設から2、3箇所を経由して青森駅に帰るもので、所要時間は約2時間、料金は1台につき6千円。(東奥日報2009年8月28日)
日本現代詩歌文学館の所蔵資料100万冊突破、有名詩人の稀覯本から高校の文芸誌まで
日本現代詩歌文学館(岩手県北上市)の所蔵資料が100万冊を超えた。開館から19年間で、全国からの寄贈が大半を占める。所蔵品は宮沢賢治の「春と修羅」の初版本や飯田蛇笏が主宰した俳誌「キララ」創刊本など希少なものから、同人誌や高校の文芸誌等もあり、国会図書館にない資料も保存している。資料の増加に伴い、研究者や愛好家の利用や問い合わせ件数も増えている。(読売新聞岩手版2009年7月31日)
宮沢賢治記念館は、賢治愛用のチェロを「楽器」として延命
宮沢賢治記念館(岩手県花巻市)は賢治愛用のチェロをガラスケースに入れて展示していたが、定期的に演奏して延命を図ることにした。これまでの門外不出の原則を見直すのは、楽器は時々使った方が長持ちするという専門家の助言による。2009年秋から定期的に演奏し、必要に応じて修復する。演奏は音出しを意味し、コンサートでの使用を認めるかは今後の検討課題になる。(朝日新聞岩手版2009年7月29日)
仙台市歴史民俗資料館の子ども講座、紙芝居上演が人気
仙台市歴史民俗資料館(宮城県)は2004年度から、クイズを交え1回に2〜3本の紙芝居を上演する「子ども講座」を年2〜3回開催している。2003年度にオリジナル紙芝居「青い目の人形」を製作、以降紙芝居を引き続き公開するために講座を開始、2005年度以降は街頭紙芝居の複製を加えて館の外で上演している。徐々に参加者が増えたため、2009年度は年5回開催する。(河北新報2009年7月7日)
尾花沢市芭蕉・清風歴史資料館は、常設展示を大幅入替
尾花沢市芭蕉・清風歴史資料館(山形県)は、2009年7月に常設展示を大幅に入れ替えた。今回のリニューアルは、1983年の開館以来最大規模で、展示品約110点の半数ほどを入れ替え、複製品の大半を作り直した。松尾芭蕉による自筆本「おくのほそ道」等が新たに展示される。(山形新聞2009年7月4日)
秋田市大森山動物園は飼育員用Tシャツを制作、担当班毎に異なる動物のイラスト
秋田市大森山動物園(秋田県)は、飼育員の担当動物のイラストをプリントしたTシャツ5種類を制作した。これまでは飼育員がみな同じTシャツを着ていたため担当以外の動物について質問されることがあったが、これにより来園者が一目で飼育員の担当動物がわかるようになった。担当による動物をそれぞれデザインした制服は全国でも例がないという。(読売新聞秋田版 2009年6月28日)
山形県立博物館の植物標本庫、国際的なDBに登録
山形県立博物館(山形市)の植物標本庫が、国際植物分類学会とニューヨーク植物園が運営する国際的なデータベース「インデックスハーバリウム」に登録された。登録された略号は「YAMA」で、登録は国内64番目。研究論文に略号で掲載されることもあり、学術資料としての地位が確立されたことになる。同館の標本庫は、1800年代から現在まで県内の植物をほぼ網羅しているのが特徴。(山形新聞 2009年5月6日)
もりおか啄木・賢治青春館に賢治バーチャル人形が登場、賢治の童話を朗読
もりおか啄木・賢治青春館(岩手県盛岡市)に、県立大学ソフトウエア情報学部の教授らが開発した読み聞かせ人形が登場した。宮沢賢治をかたどった人形は、聞き手を高速カメラで撮影しながら感情を7パターンで類推し、賢治の代表作「注文の多い料理店」を朗読する。小さい子どもにはゆっくりと話したり、あくびをすると怒って途中で朗読をやめたりするなど、聞き手に合わせて声や表情が変化する。(朝日新聞岩手版 2009年4月26日)
岩手県立水産科学館は3年連続で入館者増、珍魚展示やPR効果
岩手県立水産科学館(宮古市)の2008年度の入館者数は約16,500人で、3年連続で前年度を上回った。同館は、企画展示事業や珍魚展示、学校関係者らへの遠足や体験学習など館利用の呼びかけ、職員による旅行業者へのPR活動などが入館者増加の要因と分析している。(岩手日報 2009年4月12日)
福島市のプラネタリウムは視覚障害者向けに上映会、点図も用意
「福島市子どもの夢を育む施設(こむこむ)」(福島県)にあるプラネタリウムは、福島県立盲学校中・高等部の生徒を招いて上映会を開催する。ドームでの上映とともに、星座の形を凹凸で表した「点図」で星空を示した職員手作りの本を一人一人に渡したり、星の明るさや色などの特徴を音で表現するなどの工夫が凝らされる。(朝日新聞福島版 2009年1月13日)
アクアマリンふくしま、屋上部分を低木や草花で緑化
「環境水族館宣言」をしている、ふくしま海洋科学館(アクアマリンふくしま)(福島県いわき市)は29日までに、ヒートアイランド現象の緩和などを目的として同館の屋上部分を低木や草花で緑化した。屋上緑化で、断熱効果や紫外線などによる建物の劣化防止、来館者へより良い景観を提供する。(福島民友 2008年12月30日)
地震の風評被害対策として実施した観光施設の無料化で入館者数の大幅減少に歯止め
岩手県を襲った2度の大地震による風評被害対策の一環として花巻市が市内宿泊客を対象に実施した主要観光施設の入場無料化の実績がまとまった。8月11日から9月末までの50日間に対象施設の入館者全体の3割に当たる約2万6千3百人の利用があった。期間中の入館者数は前年同期から2割以上減少しているが、市観光課は予想された入館者の大幅減少に歯止めを掛けたとみている。(岩手日日 2008年12月30日)
後藤新平記念館の入館料が半年間無料に
後藤新平記念館(岩手県奥州市)が、後藤が親会社の名付け親であるシチズン東北のはからいで、入館料が無料となった。同社は、6月の地震による風評被害が続いている被災地への誘客に少しでもつながるようにと、奥州市に後藤記念館の無料化を申し出た。ほぼ半年分の入館料(200円)3000人分の60万円を負担。無料入館は来年3月31日までだが、3000人を越えたら終了。(読売新聞岩手版 2008年10月25日)
秋田県立近代美術館の大学生以下の入館者2.7倍に
小学生から大学生までの観覧料を試験的に無料としている秋田県立近代美術館(横手市)で、無料化した7月22日から9月末までの大学生以下の入館者が前年同期の約2.7倍に。(秋田魁新報 2008年10月16日)
鶴岡市立加茂水族館、ノーベル賞効果で入館者増
鶴岡市立加茂水族館(山形県)では、今年のノーベル化学賞でオワンクラゲが人気者に。オワンクラゲは同館で繁殖させた。同館は今年、日本動物園水族館協会の「古賀賞」を受賞。古賀賞以来、入館者は増え続け、年間18万人を超える見込みだが、ノーベル賞効果でさらに増えるのは確実。(朝日新聞山形版 2008年10月13日)
秋田県男鹿水族館(GAO)は「福祉の日」割引を実施、障害者の家族も対象
秋田県男鹿水族館(GAO)は、2008年9月から2009年3月まで、毎月10日を「福祉の日」と定め、特別割引を実施する。障害者手帳等を提示した本人とその家族全員の入館料が半額になる。(読売新聞秋田版 2008年8月28日)
岩手サファリパークの渋滞対策、誘導員増や仮設トイレ設置へ
岩手サファリパーク(藤沢町)は、5月連休中に予想以上の人出があり、交通アクセスやトイレについて住民や来場者から苦情を受けたため、アクセス道の渋滞対策に取り組んでいる。同園支配人は、誘導員増員、渋滞時の情報提供、仮設トイレの設置を約束した。(岩手日報 2008年8月10日)
秋田県立近代美術館は入館料無料化、大学生以下は特別企画展も無料
入館者数が伸び悩んでいる秋田県立近代美術館(横手市)は、2008年度いっぱいまで試験的に入館料を無料にする。特別企画展の入場料は、大学生以下は無料、一般に対しては入場料800円を継続する。入館料の無料効果で親子連れや新規来館者が増加し、特別企画展への入場につながれば、入館料を無料にしても約1.5倍の増収になることが見込まれている。(読売新聞秋田版 2008年7月29日)
福島県立美術館は、県立図書館と「アートおはなしかい」を共催
福島県立美術館(福島市)と同館に隣接する県立図書館は、両施設を会場に2008年8月2日、小学生と保護者を対象にした「アートおはなしかい」を開催する。美術館では鑑賞用補助教材を使った作品鑑賞会、図書館では絵本の読み聞かせや美術・工作に関する本の紹介を行う。(福島民友 2008年7月19日)
十和田市現代美術館の点字ガイドブック、視覚障害者が製作・寄贈
視覚障害者ではり・きゅう治療院を開業する一市民が、十和田市現代美術館(青森県)の点字ガイドブックと拡大文字ガイドブック計40冊を製作し、同市に寄贈した。常設展示作品22点の作品名・制作者・作品の特徴が掲載され、内容は随時更新される予定である。(朝日新聞青森版 2008年6月22日)
鶴岡市立加茂水族館の飼育員、加茂水産高校の「水族館学概論」の講師に
加茂水産高校(山形県鶴岡市)は2008年度から、海洋環境科の新しいカリキュラムに「水族館学概論」を導入した。授業は3年次の必修科目として2010年度に開始し、生物の実態に合わせた飼育や海水の濾過方法等を週3時限履修する。鶴岡市立加茂水族館はこれに協力し、講師として生物の飼育方法や水族館のレイアウト等を教える。(山形新聞 2008年5月8日)
一関市役所の新任職員が芦東山記念館を訪問、地域の先人の業績に触れる
岩手県一関市役所大東支所等の新任職員20名が研修の一環として、同町の芦東山記念館を訪問した。施設見学や、学芸員から刑法界の先駆者・芦東山の業績等に関する説明を聞き、地域の先人について理解を深めた。(岩手日日 2008年4月27日)
秋田県立博物館は、菅江真澄の日記に因み、山吹の分布マップを作製
秋田県立博物館(秋田市)は、約200年前に同市を訪れた紀行家・菅江真澄の日記「軒の山吹」に因み、山吹の分布マップを作製した。「軒の山吹」によると、菅江真澄が過ごした金足地区では旧暦の3月24日に山吹の花を軒に飾る習慣がある。マップ作製は、地元文化の掘り起こしや次代への情報発信を狙うもので、地元の児童も山吹の所在調査に協力した。(秋田魁新報 2008年4月26日)
盛岡市動物公園は坂道シャトルカーを導入、高齢者・子どもの乗車を優先
盛岡市動物公園(岩手県)は、2008年4月、坂道シャトルカーを導入した。同園では、坂道をゆっくり下りながら様々な動物を観察できる一方、帰路は上り坂の連続になる。シャトルカーは運転手を含め10人乗りのワゴン車。料金無料で、高齢者・子どもの乗車を優先し、停留所以外の乗降にも応じる。速度がゆっくりなため車内から動物が見えると、利用者から好評を得ている。(岩手日日 2008年4月21日)
花巻市は、博物館等5施設の年間行事が一目でわかるリーフレットを作製、市内各戸に配布
岩手県花巻市は、同市博物館や花巻歴史民俗資料館等を含む博物館関連5施設の年間スケジュールを網羅した2008年度の行事案内を作製した。フルカラー刷りのA4版三つ折りリーフレットで、5館が実施する展示企画や講座等のテーマ・開催時期が一目でわかるように工夫されている。7万部作製し、市内各戸と関係機関に配布した。(岩手日日 2008年4月11日)
アクアマリンふくしまの2007年度入館者は100万人突破、ショーよりも教育や研究重視
アクアマリンふくしま(福島県いわき市)の2007年度入館者は、開館以来7年ぶりに100万人を突破した。2003年度に75万人に落ち込んだ後、毎年右肩上がりに入館者が増加するV字回復を果たしている。開館以来ショーは開催しないが、命の教育や環境を考えることを訴える展示に力を入れたり、シーラカンス調査等調査研究でも高い評価を得るなど、独自の取り組みを重ねている。年間パスポートの利用者が約5%を占めるが、パスポート所有者は年間6〜7回訪れている計算になる。(福島民報 2008年4月11日)
久慈琥珀博物館は「企業ミュージアム社会貢献賞」最高賞を受賞、町おこしシンポジウム開催協力等に評価
久慈琥珀博物館(岩手県久慈市)は、NPO法人「企業ミュージアム協会」が創設した「企業ミュージアム社会貢献賞」で最高賞の優秀賞を受賞した。琥珀産地・久慈を全国発信した積極性、「町おこしシンポジウム」開催への協力等が高く評価され、全国から応募があった35施設の中から他の3施設とともに選ばれた。同館は、地域の清掃活動やツツジの植栽、イベント開催、琥珀の未利用部分を活用した化粧品や工業商品の開発にも取り組んでいる。(岩手日報 2008年4月2日)
福島県内の3博物館が共同企画展を計画、磐梯山をフル検証
磐梯山の明治期の噴火から120年を迎える2008年夏に、福島県内の3博物館が磐梯山をテーマに共同企画展を計画している。県立博物館(会津若松市)は、磐梯山の成り立ちや猪苗代湖の誕生等を地質学的に検証、磐梯山噴火記念館(北塩原村)は、120年前の被災地での写真を中心に当時の調査研究の様子を紹介、野口英世記念館(猪苗代町)は、野口の恩師・小林栄による噴火目撃の手記やスケッチを展示する。(朝日新聞福島版 2008年3月11日)
男鹿水族館は子育て割引を実施、アンケートのニーズに対応
男鹿水族館「GAO」(秋田県男鹿市)は、2008年3月1日から4月13日まで、「子育て割引」を実施する。入館時に母子健康手帳を提示すれば、高校生は300円・小中生は100円が通常料金より割引される。家族全員では入館料が高いという来館者アンケートでの回答に応じて企画されたもので、全国の動物園・水族館で初の試みという。(読売新聞秋田版 2008年3月2日)
鶴岡市立加茂水族館が少年漫画誌の連載作に登場、観光客が早速来館
クラゲの展示で知られる鶴岡市立加茂水族館(山形県)が、少年漫画誌「少年マガジン」と「ヤングマガジン」2誌で同時に紹介された。「少年マガジン」には村上館長も登場し熱心に館をPR、また「ヤングマガジン」では館内のレストランで提供するクラゲ料理が紹介された。掲載後漫画を読んだ来館者が目立ち、冬季ながらクラゲアイスの売り上げが通常の3〜4倍に増えた。(読売新聞山形版 2008年2月13日)
青森県立美術館は、奈良美智氏の立体作品「あおもり犬」の一般撮影を解禁
青森県立美術館(青森市)のシンボル的存在である奈良美智氏の立体作品「あおもり犬」の一般撮影が、2008年より可能になった。著作権等の問題により撮影禁止であったが、記念撮影を望む来館者の声が多いため、同氏と協議して撮影許可を得た。同作品は高さ8.5メートルの犬のオブジェで、屋外に展示され、来館者はガラス越しに鑑賞できる。(読売新聞青森版 2007年12月12日)
岩手県立美術館は、日帰りミュージアム・ツアーを実施
岩手県立美術館(盛岡市)は、2007年12月に「ワンデイ・ミュージアム・ツアー」を実施する。遠隔地からでも美術館に来られるように、県内各地を出発点とする7コースが企画された。バスは無料で、観覧料は団体割引料金が適用される。はがきによる申し込みが必要で、参加者が少ないと中止になる場合もある。(朝日新聞岩手版 2007年11月24日)
宮城県内の文化施設が連携、「光」をテーマに現代アートプログラムを展開
2007年12月、宮城県内の文化施設10館が連携し、現代アートプログラムを展開する「仙台芸術遊泳」が開催される。2005年に続き2度目の開催。「光」をテーマに、美術館・博物館等で展覧会やワークショップが実施される。施設間の回遊で新たな集客が見込めるほか、学芸員同士の交流を図ることも期待できる。(朝日新聞宮城版 2007年11月23日)
仙台市八木山動物公園はポエムツアーを開催、即興詩人が動物を詠む
仙台市八木山動物公園(宮城県)は、詩人がゾウやキリンなど動物の前で即興の詩を詠むポエムツアーを開催する。仙台文学館が開催している詩の朗読会をヒントに企画されたもので、両館園の初めてのタイアップイベントである。今後も月1回のペースで開催する予定。(河北新報 2007年10月02日)
いわき市立美術館は、美術作品を基にしたストレッチ運動のワークショップを開催
いわき市立美術館(福島県)は、いわき市文化センターでストレッチ運動のセミナーを開催した。幼児と保護者、小中学生、一般などの7コースが設定され、ジュニアコースでは、美術館の展示作品を基にした顔や身体のストレッチなど9つのポーズに小中学生が挑戦した。受講生は講座終了後、美術館に行き、ポーズの基になった展示作品を鑑賞し、ストレッチ運動と身体表現の関係について学んだ。(夕刊いわき民報 2007年9月24日)
いわき市考古資料館は、10月開催の文化財見学会の参加者募集を開始
いわき市考古資料館(福島県)は、10月20日に開催される文化財見学会「みてみよう ふるさとの文化財」の参加者募集を始めた。根岸官衙遺跡群、甲塚古墳など国や市指定の史跡、重要文化財を巡る。対象は高校生以上。定員は40人で先着順。(読売新聞福島版 2007年9月21日)
北上市立博物館みちのく民俗村の三代目村長がエッセー集を発刊、方言をめぐる対談も収録
北上市立博物館みちのく民俗村(岩手県)の三代目村長を務める東海大学名誉教授・相澤史郎さんがエッセー集「北の唄」を発刊した。「北」や「辺境」をテーマにしたエッセー・評論や、方言をめぐる対談などで構成され、北上市出身の相澤さんの故郷に寄せる思いがこめられている。(岩手日日 2007年9月19日)
青森県立美術館で日韓共同演劇を上演、舞台設定は青森の美術館
青森県日韓演劇交流事業として、青森県立美術館(青森市)で2007年9月14日から日韓共同演劇「ソウルの雨」が上演される。青森の美術館を舞台に、日韓カップルの子孫と美術館職員が過去と現在の物語を織りなすストーリー。韓国語シーンは、日本語字幕付き。(東奥日報 2007年9月14日)
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